今井・高嶋の千思万考「あきらめない熱意、雪より高く」

2015/10/25
10/25 NHK「深読み」で「中年フリーター問題」が取り上げられました。【今井】

 バブル崩壊後、失われた世代と呼ばれた30代~40代について取り上げられました。これまでは「年長フリーター」と呼ばれたいた世代が「中年フリーター」と呼ばれていました。長期にわたる不景気の中、正規雇用されず派遣やパートでした働いたことのない方が270万人にも上るということ、収入面でも大きな格差が生じていることなど、働き盛りの世代が必要な就労経験を積めずに年齢を重ね、結果より一層正規雇用されないことになり、不安定な生活が一生涯続くことが危惧されています。厚生年金保険に加入できないケースもあり、老後の生活にまで影響がでることも心配されます。

 景気浮揚に伴い、人手不足感が全国的に表れ始めているなか、失われた世代の育成や活用が大きな課題ではないかと思います。
現在、政府もキャリアアップ助成金をはじめ、人材育成にかかる企業負担を軽減するため、各種の助成制度も拡充傾向にあり、これらの課題解決が急務であることが伺えます。

 雇用の創出は簡単なものではありませんし、企業の負担も相当なものであるため、企業の自助努力では難しいものがあります。しかしながら、人員確保も重要であるため、資格や実務経験にこだわらず、人格ややる気を重視した採用活動を行い、負担となる人件費などについてはキャリアアップ助成金を活用するなどの取り組みが有効です。

 弊社では、これからの企業競争における優位性は、人材によるものが大きいと考えており、企業として、いかに人材を育てられる環境や能力を用意できるかが大きな分かれ目になるのではと思います。
 決して大企業の問題ではなく、社員一人の影響力は中小零細企業のほうが大きいことが一般的であることを考えると、むしろ真摯に取り組まなければならないのは中小企業かもしれません。

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